『ハンサムな彼女』を令和の今読み返してみる。記念すべき連載第1話より。未央の真剣な表情の理由とは⁈

昭和63年、記念すべき第1話のメインカットはこちら。真剣な表情の理由とは?
こんにちは、なこやんです
令和の今読むからこそ面白い『ハンサムな彼女』を、マニアックな視点で、ゆる〜く語りたいと思います
ちなみにイラストは全てなこやんの手描きです
念のため^ ^
【ポイント①】「やだやだやだ ぜったいやーっ」出演ドラマでのキスシーンを全力で嫌がる未央
てるちゃんひとすじの未央は、親友の彩とてるちゃんのキスシーンのことで頭がいっぱい
まさか自分にもキスシーンがあるなんて気づきもしなかった(というか、台本を読んでいなくて彩に指摘される)
このへんが、のんきな未央っぽくて好き
まずは自分の気持ちに素直に嫌がるところもいいよね、まだ14歳なんだし
【ポイント②】28歳にして、未央からおっさん呼ばわりされ傷付く三浦さん

未央のマネージャーである三浦さんは、登場回数多めの主要人物
芸能界というお仕事で繋がっている三浦さんと未央
28歳と14歳という歳の差はあれど、それを感じないビジネスな関係の描写が、今読んでもすごくかっこいい
【ポイント③】なお嫌がる未央を静かに諭す、お仕事モードの三浦さん

おっさん呼ばわりされて傷付きつつも、ここは大人な三浦さん
「…気持ちはわかるけど、しかたないだろ?」と未央の気持ちを肯定し、更に「ストーリの構成上絶対けずれないシーンたんだ」と、きちんと理由を伝えるあたりはさすがです
14歳の未央との接し方が上手いよね
と同時に、このセリフは未央だけに言ってるんじゃなくて、紙面の向こうにいる幼い読者に向けて言ってくれてるんだよね
だから、この大人びたお仕事マンガの『ハンサムな彼女』に、りぼん読者が夢中になったんだと思う
子供に媚びない大人の視点で描いてくれるあたり、さすが吉住先生
【ポイント④】まだ14歳、でも女優。これは仕事だとちゃんと分かっている未央
未央はちゃんと分かっているんです
でも、三浦さんには本音をぶつけたかったんです
ぶつけないと、気持ちの行き場がなかったから…
未央のハンサムな姿を垣間見た、大好きなシーンです
【ポイント⑤】記念すべき第一回のラストシーン。戦いに挑む未央は綺麗だった

真剣な表情の未央。気合い入れて描きました
未央の一大決心。キスシーンの練習を理由に、てるちゃんに「キスして…」と捨て身になる(なりきれない)シーン。
リアルタイムで読んでいた頃は、正直感情移入できなかったな。現実味なさすぎて 笑
でも今読んでみると、何かに保険をかけておかないと勇気をだせないっていう未央の行動も理解できる。
自分が学生の時、こんな勇気でなかったな。。
なーんて
まとめ
ハンサムな彼女をマニアックに語ろう!
ってことで、こんなブログを書いてみました

ハンサムな彼女の何が好きって
子供に媚びない大人の視点
で描かれていること
昭和63年にスタートしたマンガだけど
今の若い子達にも読んでほしいな〜
次回マニアックに語りたいと思います
お楽しみに!
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